切手をまとめて購入した場合、全額その時の費用としていいのでしょうか? [会計処理]

事業年度末において未使用の切手がある場合は、その未使用分は原則として貯蔵品に計上する必要があります。損益の観点からは、切手は購入した事業年度の費用とするのではなく、使用した事業年度の費用とすることになります。

切手に関する仕訳については、下記の2つの方法があります。

<仕訳例>
切手購入額、10,000円、事業年度末の残高2,000円

①事業年度末に実際有り高を貯蔵品に計上する方法
・購入時
(借)消耗品(管理費)     10,000 (貸)現金          10,000
    (一般・経常)

・事業年度末
(借)貯蔵品            2,000 (貸)消耗品(管理費)    2,000
    (一般・経常)

②事業年度末に使用分を費用科目に計上する方法
・購入時
(借)貯蔵品           10,000 (貸)現金          10,000

・事業年度末
(借)消耗品(管理費)      8,000 (貸)貯蔵品          8,000
     (一般・経常)

なお、切手は、換金性の高いもののため、受払簿を付けて、現物を管理する必要があります。

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